さゆろぐ

50代の難病患者(SLE・SJS・うつ併発)の生活・・・全身性エリテマトーデス(SLE)・シェーグレン・うつ他

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「無理をしない」。というのが、実はよく分からない。

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こんばんは。さゆです。

 

すごく難しい。「無理をしない」ということ。

私たち、膠原病患者に限らず、

そして最近では、病気であるなしに係わらず、

「無理をしない。」という言葉をよく聞きます。

 

一昔前には、「24時間働けますか?!」

だったのにね?(ふた昔前かな?)

 

「24時間、働けますか?」の時代、

広告会社で問題になっているような

ブラックで、残業手当なんて言葉も知らず、

決められた賃金で、

本当に仕事が終わって、打ち上げまで参加して、

という状態で働いていました。

終電はなく、タクシーで帰る。

タクシー代は会社持ち。

そしてほとんど休まずに、朝定時に出勤。

 

今も、そんな日々を送っている方もいるのでしょうね?

 

会社のデスクの下。

椅子を並べて。

 

ソファーなんかに横たわれるなんて

考えもしなかった。

 

無茶苦茶ですね。

 

あのころのような働き方を

また政府は作り出そうとしています。

 

要望を出している世代は、あの頃働き盛りだった人たち。

 

昔出来ていたのだから、できるだろう?

あの馬力で、日本は豊かだったんだ。

とか、勘違いしているのかな?

 

そのうち、ジワジワ低所得まで対象が下がってきますよ・・・。

 

はなしが、まったく繋がらないのですが・・・。

 

私は、自分が「無理をしているのか?」

「許容範囲の疲れなのか?」がわからないようです。

 

休職前からの疲れは、「無理のしすぎであった。」と

身体がうまく動かなくなってから、理解しました。

 

もともと、病気を持っていると

「無理をしなくちゃ働けない。

身体を動かせない。活動できない。」のです。

 

人並みに働こうとすること自体が、すでに無理。

それが普通になってしまうと、感覚が麻痺してきます。

 

今は、「これくらいは大丈夫だろう。」

と思っても、もう身体が拒否してしまうようになりました。

 

頭でわからないから、

身体の方がストライキを、起こしているんでしょう。

 

いきなり、こんなことを思ったのは、

よくコメントを頂いている同病の方から

「入院してしまった。」と連絡を頂いたからかな?

 

毎日コメントを下さって、途切れると心配になりますよね。

でもみんな、それぞれ事情がある。体調だってある。

コメントを頂けていたのは、当たり前のことではない。

つらい毎日に中、わざわざ読んで

コメントを入力してくださっている。

 

そう思い、また来てくれるといいな。

と軽く考えていました・・・。

 

入院していたなんて・・・。

 

いろいろ重なってのこと。

気象のせい、湿気、気温差。日差し。

なんだかわからない疲れ。

毎日そんな状態の中、いきなりの入院は

ご本人が一番おつらいでしょう。

 

今は、一日も早く症状が落ち着きますように。

家に戻れますように。

そう願うしかできません・・・。

 

私に関して言えば、

自分以上にきつい人たちも、いっぱいいる。

どこからが気にするべき不調なのか?

もしかして、自分の感じ方が大げさなのか?

いまだによく、わからないのです・・・。

 

一日用事があると、その後3・4日は

身体も頭もうまく動きません。

内臓の働きもとまるのか?

トイレにもあまりいかず、ずっとベッドで伏していたり。

 

寝返りもできず、身体が痛み、

やっぱり無理だったなぁ・・・。

この状態は、気のせいじゃないよなぁ・・・。

と思うのです。

 

動けないまま、いつも

茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」を

思い出します。*1

 

私は成長していない。

このまま、感受性も守れないような状態で

「ばかもの」のまま。なのかな・・・。

自分の感受性くらい (1977年)

自分の感受性くらい (1977年)

*1:戦後を代表する詩人。童話作家。エッセイスト。脚本家。

詩の最後の一節の

『自分の感受性くらい

自分で守れ

ばかものよ。』が有名です。

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